日別アーカイブ: 2019年5月12日

ムード・インディゴ~うたかたの日々~

悲しい……

途中までは夢のような話しで、ふわふわのファンタジーアニメを見ているよう。

主人公の奥さんの胸に睡蓮の花が咲くという奇病が発覚するまでの幸せな日々から奈落の底に落ちて落ちて、戻ってこれない。

金持ちだが孤独な主人公が伴侶と出会い結婚。新婚旅行が幸せの絶頂。

その後病気が発覚。、数少ない友人が去り、お金もなくなり、治療費を稼ぐために理不尽な重労働で疲れきってしまう。

ストーリーは暗くなる一方だが、映像は美しい。
ダンスシーンのおもしろい足や、ピアノを弾くとカクテルが出てくるカクテルピアノの仕組み。胸のレントゲンの描写。

ネズミが健気ですごくかわいい。曇っていく窓ガラスを手が切れるほどこすってきれいにしたり、崩れていく家からスケッチを持ち出して必死で運ぶ。
ネズミだけでも見てほしい。

※原作はボリス・ビアン小説「日々の泡(うたかたの恋)」
※1968年にシャルル・ベルモンが「うたかたの日々」で映画化。
※この映画と同年の2013年、綾野剛主演「シャニダールの花」で日本でも映画化された。

メン・イン・ブラック3

ファースト、セカンドはテレビでなんとなく見てたけど、3も出てたとは。

若い「K」と「J」がコンビを組むタイムスリップもの。

タイムスリップにありがちなパラドックスがいい方にしか影響していないというのがご都合主義ではあるのだろうが、娯楽映画として楽しめるので問題なし。

グリフィンのようにいくつもの未来が見えることは楽しくもあり辛くもあり。予知能力を持つ人同士の会話はどうなるのかなぁ。未来のことは話しづらそう。

中華料理店のエビとか、エイリアンの造形が毎回かわいいのも見てて楽しい。

「K」の性格が変わった出来事が判明するけど、この出来事でまた変わるのではないか。4があれば見たいなと思う。

宇宙人ポール

オタクの作家と挿絵画家のロードムービー。宇宙人とそれを追うFBI、途中で拾った敬虔なクリスチャンの引きこもり女性とそれを追う父、と隊列がどんどん長くなっていく(笑)

宇宙人はETのような人畜無害のいいやつ、ではなく、長い間地球にいただけあって世間ずれしてふてぶてしい。でも根っこはいい人というキャラクター。

オタク二人もひとくくりのオタクじゃなく、ちゃんとそれぞれオタク。
さらに追うFBIにもオタクがいるというのも笑えた。

宇宙人ものは、恐怖で作られるものも多いけど、友好がテーマになっているものも大好きだ。

ポールが犬の名前なのがポロっときた。

パロディネタもたくさんあるらしが「3つのおっぱい」はSF好きならニヤっとするネタかな。

インクレディブル・ファミリー

Mr.インクレディブルの続編。

前作のエピローグからそのまま続編が始まるという驚き。まさか14年前の続きをそのまま見れるとは思わなかった。

文句なしにおもしろいとしかいいようがない。笑いながら楽しく観れた。

登場人物が少ないので、割と悪役はすぐ推察できてしまうのだが、ヒーロー対ヒーローの対決シーンも迫力がありスピーディーで飽きない。妹に比べ兄のヒーローに対する思いがあまり伝わってこなかったのが残念。

主人公が育児に悪戦苦闘する様と赤ちゃんとアライグマの格闘シーンが笑える。

個人的には今回はベビーシッター役になってたエドナが活躍してほしかった。

・インクレディブルファミリー(ディズニー公式)
https://www.disney.co.jp/movie/incredible-family.html